EXHIBITIONS & FAIRS

GroupShow「明歴々露堂々」


明歴々露堂々

この度、GoyoGalleryでは2026年8月12日(水)から8月29日(日)まで若手アーティストによる新たな世代の表現を紹介するグループショー「明歴々露堂々」を開催いたします。

明歴々露堂々という言葉は禅語で「真理はすでに明らかであり、隠すことなく堂々と現れている」という意味を持ちます。本展では、才能を“発掘する”のではなく、“すでに顕在している”ものとして提示する姿勢を示しています。

プライマリーギャラリーとして、我々の役割は意味を付与することではなく、作家が自身の個性を恐れなく表現できる舞台を整えることにあります。作品群は、未来を予感させると同時に、すでに確固たる存在として観者の前に立ち現れます。

観る者は、隠されることのない若き声の輝きに触れ、明晰かつ堂々たる表現の力を体験することでしょう。

また本展では、

コム・デ・ギャルソンのパタンナーを経て現在画家として活躍する門倉太久斗と古着やボロ布を修復・再構築したアイテムを制作しているPROLETA RE ARTのデザイナーPROTとのコラボレーション作品も展示を致します。

同大学出身の活躍する2人のコラボレーション作品は初の試みでの作品となっております。
門倉太久斗のセレクションをした2名の須田日菜子、抜水摩耶と他8名の作家のグループ展となっております。


ギャラリーステートメント

「明歴々露堂々」とは、禅語において「真理はすでに明らかであり、何ものにも覆われることなく堂々と現れている」ことを意味します。

才能とは、誰かによって見出され、価値を与えられて初めて存在するものではありません。それはすでに作家の内に宿り、制作という営みを通して、静かに、そして力強く世界へ現れています。

私たちの役割は、作品に意味を与えることではありません。市場や制度によって作家を規定するのではなく、それぞれが自らの個性を恐れることなく表現し、その声が最も純粋なかたちで社会へ届く舞台を整えること。それこそがプライマリーギャラリーとしての使命だと考えています。

ギャラリーが才能をつくるのではない。才能はすでにそこにあり、ギャラリーは、その存在が世界と出会うための場となる。

本展に集う作品は、「未来への可能性」として並ぶのではなく、すでに現在を更新する表現として、堂々と立ち現れています。その姿は未完成さではなく、いま、この時代にしか生まれ得ない切実な視点と確かな存在を示しています。

明歴々露堂々。

表現は、隠されるものではない。

ただ、そこに在る。


小笠原礼瑠


門倉太久斗×PROLETA RE ART


佐々木苗


白石効栽


須田日菜子


戸田沙也加
(※展示未掲載作品)


中村夏野


抜水摩耶


山本和真


矢部もなみ


▼Artist


小笠原礼瑠
(https://www.instagram.com/smallrailway27/)

2005年青森県青森市生まれ。
東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース在籍。山形県在住。
子どもの頃から絵を描くことが好きであり、車や恐竜、特撮、音楽など様々な分野に興味を持つ中、小学生の頃父に勧められ読んだ『ドラゴンボール』をきっかけに漫画を描き始め、創作することの楽しさを知る。漫画や映画に大きく影響を受けるなか、高校時代油絵に出会い、東北芸術工科大学に進学。様々な表現方法を模索したのち、現在に至る。趣味は旅行、温泉、カメラ、ドライブ。


門倉太久斗×PROLETA RE ART
(https://www.instagram.com/22nd_century_jedi/)×(https://www.instagram.com/proletareart/?hl=ja)

門倉太久斗/22世紀ジェダイは埼玉県生まれ、武蔵野美術大学造形学部空間デザイン科ファッション専攻卒業。コムデギャルソンにパタンナーとして従事しながら、愛するアニメ、プリキュアをモチーフとしたネックレスを制作、「22世紀ジェダイ」としてSNSで発表し注目を集める。独立後、「門倉太久斗」名義で発表する絵画作品では、花をモチーフに男性性やファッション、装飾をテーマに表現を追求。独自の形状をした植物や人物などをモチーフに、絶妙な構図と色の組み合わせで画面いっぱいに描き、中毒的な魅力をもって鑑賞者を引きつける。また他の代表作として、自宅の掲示板に作品を展示した「掲示板ドローイング・シリーズ」が挙げられる。


佐々木苗
(https://www.instagram.com/sasakinae/?hl=ja)

山形県生まれ。
美大卒業後、文化財修復の会社で漆工として10数年勤務、2019年退職、作家活動に専念する。大学時代より続けてきた木彫と社寺建築の修復、漆の塗り替えの経験を融合し、日本の伝統的な技法を用いて、東西問わず古典的なモチーフを現在の視点で再構築している。


白石効栽
(https://www.instagram.com/shiraishi_hyojie/?hl=ja)

1998年生まれ。韓国釜山生まれ。
幼少期までを過ごし、その後長野へ移住。
現在は京都を拠点に活動している。
2022年 京都芸術大学美術工芸学科油画コース卒業
2024年京都芸術大学大学院修士課程芸術専攻油画領域修了
小学四年に生まれ育った韓国を離れ、長野に移り住んだ。長野での生活に慣れていく中、ふとした時に韓国のことを思い出すことがある。そして同時に山を見つめていたり、遠くの飛んでいく鳥を目で追っていたり、何かをぼんやり見つめている。絵を描く際には、モチーフや光、色彩、筆の太さ、絵の具の重なりやタッチなど無数の選択を繰り返すが、私はこの選択を何かをぼんやり見るあの感覚でそれらを選び、絵を描いている気がする。移動や時間の積み重ねによって曖昧になったあの感覚はキャンバス上で現在の生活と混ざって絵が顕れる。


須田日菜子
(https://www.instagram.com/dochirademoiiyo/?hl=ja)

1998年生まれ
2023年 東京藝術大学美術学部油画専攻卒業
現在、東京を拠点に活動。
主にスプレーや綿布、廃材、既製品などを使って絵画制作を行っている。
これらの素材は、描く行為を支える物質であると同時に、絵画の構造を形づくる要素でもある。
画面に現れる人体は、個人を示す記号を欠いた匿名的な存在として描かれ、関心は「人物像の表現」ではなく、「身体という存在の在り方」そのものに向けられている。
近年の主な個展に『からだと構図』(アートかビーフンか白厨、2025年)『空間のひげ』(TAKU SOMETANI GALLERY、2025年)など。


戸田沙也加
(https://www.instagram.com/sayakatoda_artwork/?hl=ja)

1988年 埼玉県生まれ。 
2012年女子美術大学大学院美術研究科修士課程美術専攻洋画研究領域修了。

身近な関係から生まれた問いを起点に、個人の記憶や歴史、ジェンダーや社会的な課題と向き合う作品を絵画、写真、映像などで展開している。

2024年 Tokyo Arts and Spaceにて個展開催。2025年 横浜美術館にて「戦争と美術」というテーマで個展を開催。現在、東京と埼玉を拠点に活動。


中村夏野
(https://www.instagram.com/kn_pa21/?hl=ja)

1999年東京生まれ。
2025年京都市立芸術大学大学院油画領域終了。
近年の主な展覧会は、個展「まだ名前のない場所」2025年(BnA Alter Museum Room Number: 703/京都)、個展「宇宙とハエ」2025年(AWASE Gallery/東京)、2025年(三井ガーデンホテル京都三条プレミアム/京都)、グループ展「EAST EAST TOKYO 2025」2025年(科学技術館、東京)

タブレットを使い絵画やインスタレーション作品を制作している。デジタル空間とフィジカル空間を行き来し、植物にも宇宙船にも見える曖昧な形状のイメージを描く。曖昧さや境界線を超えて制作することは、既存のカテゴリーへの抵抗であり、新たな在り方を探る試みである。


抜水摩耶
(https://www.instagram.com/maya_nukumizu/?hl=ja)

京都府生まれ。
2012年より東京に活動の拠点を移す。
京都芸術大学大学院芸術表現専攻修了。
大学時代より田名網敬一に師事。
幼少期より多大な影響を受けた漫画カルチャーをバックボーンに、漫画の記号を介して世界に存在するあらゆる存在を主人公として捉え、情報の海で生まれるエラーや歪みを肯定的に描く。
国内外で作品発表を重ねる傍ら、マカロニえんぴつ、私立恵比寿中学のCDジャケットアートワークを手がけるなど幅広く活動中。


山本和真
(https://www.instagram.com/kazumayamamoto25/?hl=ja)

1998年東京生まれ。
2023 東京藝術大学 美術学部 絵画科油画専攻 卒業
2026 東京藝術大学 大学院 美術研究科 修士過程 油画專攻 修了
日常の風景や植物、虫、街の断片、画像、本の挿絵など、身の回りに存在するさまざまなイメージを、実物や写真、ドローイングとして収集し制作を行う。そうして集められた断片は、時間や文脈、次元を越えて、本来交わることのなかった存在同士を結びつける。偶然生まれる関係性や、そこから立ち現れる新たなイメージを手がかりに、絵画の可能性を探っている。


矢部もなみ
(https://www.instagram.com/monami__y/?hl=ja)

2000年神奈川県生まれ。
木彫を中心に、複数の時間や記憶、身体の記憶と場所の合間を主題として制作を行う。異なる時間を移動する身体を通して生まれる時間の重なりを、木という素材を介して彫刻として立ち上げることを試みている。武蔵野美術大学大学院彫刻コース修了。近年は群馬青年ビエンナーレ2025、金沢彫刻祭2025、ARTISTS’ FAIR KYOTO 2026などに参加。


【Opening Reception】
8/11(Tue.)  15:00 – 18:00


▼展示会情報
【Date】2026/8/12(Wed.) – 8/29(Sat.)
【Open】12:00 – 19:00 / Last Day 12:00 – 17:00
【Close】Monday
【Location】TERRADA ART COMPLEX II 3F, 1-32-8 Higashi-Shinagawa, Shinagawa-ku, Tokyo 140-0002