Kohei Arano
新埜 康平
PROFILE
東京生まれ。
東京を拠点に活動し、展覧会などを中心に参加している。
ストリートカルチャーや映画の影響を受け、仮名の人物や情景、日々の生活に根差した等身大のイメージをモチーフに制作。余白やタギング(文字)の画面構成等、様々な絵画的要素を取り入れている。VHSがDVDに変わる頃、ワゴンセールで買い漁ったレンタル落ちのVHSの中にあったガス・ヴァン・サントやテリー・ギリアム、ジム・ジャームッシュなどの90‘s映画の影響を受けた新埜の絵画空間は、映画やアニメのコンテのようにストーリー性があり、それは漫画の3コマ目のようなもので、その先や前にもシーンがあるかのように映し出されている。普遍的な日常を映画のワンシーンのように描き、画面の中にある枠は誰しも自然に行なっている記憶を切り取ると言う行為を漫画や絵コンテなどでみられるコマ割のように落とし込んでいる。
基本画材として日本画材の膠や和紙、胡粉などの顔料を使っている。膠や和紙、胡粉や顔料などは古典的な日本画の技法で古くから日本に伝わる伝統的な絵画表現であり、滲みやたらし込み技法などそれらの素材の特異性を使いながら映画やストリートカルチャーという影響を取り入れたモチーフをミックスさせ、日本画技法×ストリートの作品を作っている。
また支持体に厚みを持たせ立体作品としての性質を加えることで、ブラウン管テレビのようなイメージを伝達するBOXのようにしている。東京の下町に育った新埜は街に多く見られたウォールアートやスケートボード、HIPHOPなどのストリートカルチャーに興味を持ち、単独で行ったL.Aでのストリートカルチャーの影響も受け、それらを街の色として認識してきた。街の壁に残された文字やアスファルトを滑る音、HIPHOPのサンプリングはその街の歴史や空気を伝える一つのサインであると考えている。
街や人という社会を構成するものに着目し、それらの視点をサンプリング(再構成)すると既存の製品や情景は明るい陽光が感じられるような、POPな色彩を放っている。そんな日々の生活に根差した等身大のモチーフで新たなイメージを作り出す作品を多く手がけている。
CV
Solo Exhibition
2025「glow of a day」Gallery Seek|Tokyo
「a day on the planet」銀座蔦屋書店|Tokyo
「Eternity and a Day」京都蔦屋書店|Kyoto
2024「A-side/B-side」EVERANDART|Meguro
「Listen to the silence」chignitta|Osaka
「MESSAGEチャリティーアート展」BAB THE COFFEE BREW CLUB|Tokyo
「Silver 925」DDD ART|Tokyo
「Silver Street」SAN BANCHO GALLERY|Tokyo
2023「Kohei Arano Solo Exhibition」3LFTN apartment|Tokyo
2021「SILENT FILM」Gallery b. Tokyo|Tokyo
2020「暦-skit-」art space kimura ASK?|TokyoGroup Exhibition
2025「Distance」水犀|Tokyo
「Why We Craft Part 1 Colorful and Modern」 ART MATTERS|China
「Opening」Goyo Gallery|Tokyo
「WHAT CAFE EXHIBITION vol.40「NIPPON ART NOW」」WHAT CAFE|Tokyo
2024「ART SESSION」銀座蔦屋書店|Tokyo
「synchronicity」tagboat|Tokyo
「Bunkamura Gallery Selection 2024」Bunkamura Gallery|Tokyo
「日本画×ストリートの世界」アールグロリューギャラリー|Osaka
「scene4-Poems and Thoughts」JILL D'ART GALLERY|Nagoya
「現代アート展」伊勢丹新宿|Tokyo
「ART MARKET TENNOZ 2024」寺田倉庫WHAT CAFE|Tokyo
「オルクドール・サロンAOYAMA」3rd MINAMI AOYAMA|Tokyo
2023「O.C.S.D.チャリティーアート展2023」バーニーズニューヨーク銀座|Tokyo
「GINZA ART FESTA」松屋銀座|Tokyo
「Art in Tokyo YNK」東京スクエアガーデン|Tokyo
「若手作家展~New rookies~」銀座三越|Tokyo
「みんな展vol3」JILL D'ART GALLERY|Nagoya
「ファインアート展-日本の美-」大丸東京|Tokyo
「WHAT CAFE EXHIBITION vol.28」寺田倉庫WHAT CAFE|Tokyo
「MITATE」Goyo Gallery ex.KATSUMI YAMATO GALLERY|Tokyo
「Now You Know! Vol.2」Whimsy Works Gallery|Taiwan
「EPIC PAINTERS Vol.11」THE blank GALLERY|TokyoArt Fair
2025「Tagboat Art Fair 2025」 東京都立産業業貿易センター|Tokyo
「ONE ART TAIPE」Hotel Metropolitan Premier Taipei|Taiwan
2024「Tagboat Art Fair 2024」都立産業貿易センター|Tokyo
「ART TAINAN 2024」SILKS PLACE TAINAN|Taiwan
「ART FUTURE 2024」GRAND HYATT TAIPEI|Taiwan
2023「SICF24」表参道スパイラル|Tokyo
「metasequoia 2023」|Osaka
「ART NAGOYA」名古屋観光ホテル|Nagoya
2021「3331 ART FAIR」アーツ千代田3331|TokyoOthers
2025「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」DeNA|Kanagawa
「【日本画×ストリート】日本画をサンプリングする現代アーティスト 新埜康平インタビュー」FINEPLAY
「ERIC ROSE」ERIC ROSE CAFE Tokyo
2024「YOU FEEL」渋谷駅前パブリックアート
2023「GEISAI#22」東京ビッグサイトAwards
2023 metasequoia 2023|笹貫淳子賞
Independent Tokyo 2023|小山登美夫賞
第3回 Artist New Gate ファイナリスト
第1回 Idemitsu Art Award(旧シェル美術賞)入選|国立新美術館
2022 Independent Tokyo 2022|KATSUMI YAMATO賞(現Goyo Gallery)
2021 3331 ART FAIR コレクター・プライズ 授与
第56回 神奈川県美術展 入選|神奈川県民ホール
第17回 世界絵画大賞展ミューズ賞(協賛社賞)受賞|東京都美術館
第39回 上野の森美術館大賞展 入選|上野の森美術館
2020 第16回 世界絵画大賞展サムトレーディング賞(協賛社賞)受賞|東京都美術館