Kristin Baucom Solo Natural Dye Exhibition

Kristin Baucom Solo Exhibition
PALI
Natural dyes from Hawaii
クリスティン・バウコムは、ナチュラルダイの可能性を現代的視点で再定義するアーティストである。伝統的な染色技法に着想を得つつ、制作のすべての段階においてサステナビリティを組み込む。本展「PALI」は、アーティストがヌ・ウアヌ渓谷のパリ・ハイウェイ沿いで採取した植物によって形づくられた作品群である。これらの植物は、アーティストの住まいであり、同時に作品に使用される。
ハワイ語で PALI は「崖」を意味し、この土地そのものを指すとともに、決断の縁に立つような感覚を象徴する言葉でもある。本展は新年の幕開けとともに公開されるもので、より良い自分へと踏み出したい、成長したいという想いと、古い習慣へ引き戻される感覚とのあいだに生じる内的な揺らぎを映し出している。
「PALI」はその張りつめた関係性を強調し、いま大切にしているものと、これから向かおうとしているものとのあいだに存在する空間を鮮明に示す試みである。
展示では、四つの方位から着想を得た四枚パネルの吊り下げ布彫刻「Prismatic」、遊び心のある手作りの竹のランプのシリーズ、そして植物素材から作られた手漉きの作品を紹介。
▼Artist
Kristin Baucom (https://www.instagram.com/kristinbaucom/)
ナチュラルダイ・アーティスト
ハワイ大学マノア校で自然資源・環境管理を専攻したクリスティンは、地域で採取した植物や花、地元企業と連携して収集した食品廃棄物を活用し、鮮やかな色彩を創出する。2021年、ホノルルを拠点とする独立ブランド「okbet(オーケーベット)」を設立。天然染料による衣服制作とアート展覧会を専門に展開する。 コラボレーションによる展覧会やインスタレーションは高く評価され、『Honolulu Magazine』『Violet』『B Magazine』(韓国)および国際的なメディアでも紹介されている。クリスティンの芸術的使命は、ナチュラルダイの多様な可能性を提示し、衣服やインテリアを通じて持続可能な芸術様式をコミュニティの生活に浸透させることである。
▼Exhibition Information
【Date】2026/1/10(Sat) – 2/1(Sun)
【Open】12:00 – 19:00
【Close】Monday
【Location】TERRADA ART COMPLEX II 3F, 1-32-8 Higashi-Shinagawa, Shinagawa-ku, Tokyo 140-0002

